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Hacking Growth グロースハック完全読本

書籍名: Hacking Growth グロースハック完全読本
著者:  著者:ショーン・エリス&モーガン・ブラウン(訳:門脇弘典)
出版:  日経BP社
寄稿:  斉藤拓也

“グロースハック”とは、「高速かつ部門横断的な実験を通じて急成長を促すアプローチ」です。「ビジネスをもっと
成長させたい」と思う瞬間は誰にでもあると思いますが、たくさんの事例が盛り込まれているので、参考になると思います。

ただ、単に急激な成長を遂げればいいかというと、そうではありません。成長させる前段階として、自社のプロダクトが市場で「渇望」されているか、そうでないかを見極める必要があり、それを行わないうちに野心的過ぎるグロース戦略は「描かない方がいい」と明確に書かれています。「もし明日このプロダクトがなくなったら、どれくらいがっかりしますか」の問いに対し、「すごくがっかりする」が4割以上であることが渇望度を測る基準とのこと。シードベンチャーの皆さんも、ここの実証を繰り返しされているのだともいます。

また、ビジネスを方程式化して、その中で「最重要指標」(本書では「北極星」と言っています)をいかに決めるかが、行き当たりばったりの実験を繰り返すことで、経営資源を無駄にする事態を防ぎ、チームを生産性の高い使い方に集中させる肝だと説いており、経洗塾でいう「パラメーター」と通じるところだと思います。

経洗塾で学ぶ内容が、ファイナンス的な意味合いだけではなく、ビジネスを進めていく上で、どのような意味があるかが​感じられる本だと思いました。